お詫び
競プロについては、既に復帰しています。記事を書いたからには心情の変化等をお伝えするべきかと思いますが、余裕ができてからにさせていただければと考えています。今後ともよろしくお願いします。
また、アカウント削除にともない、解説記事等の提出が消滅しています。ご迷惑をおかけいたします。
(2020/06/29追記)
はじめに
私kichi2004は、2020年2月17日(月)をもって、競技プログラミングから一度身を引くことにしました。
お詫び
同月16日、私のTwitterアカウントにおいて、以下のような趣旨の発言をしました。
「同日に行われた “AtCoder Beginner Contest 155” のC問題において、テストケースが特定のプログラミング言語(C#)を落とすような対策をされている。」
実際にはそのような事実はなく、C#の標準ライブラリの実装の問題でした。この発言でAtCoder社やC問題の作成に関わった方々に対し、ご迷惑をおかけし、また不快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。
「一度身を引く」ことについて
私は、2月17日にAtCoderのアカウントを削除しました。
当然ながら、次のコンテストで「やっぱり復活する」といってアカウントを作り直すようなことはしません。
とはいったものの、今後絶対に復活しないというわけでもありません。せめて数か月は置きますがが、「どうしてもまた競プロをやりたい」となったら帰ってくるかもしれません。その時は温かく迎え入れていただけると嬉しいです。
完全に引退すると決まったわけではないですが、この記事の中では便宜上「引退」と表現いたします。
引退に至った経緯
私は中学2年生の3学期である2018年5月から競技プログラミングを始めました。当時は今と比べてレートが上がりやすかったことと、プログラミング自体はすでに学習していたことがあって、すぐに茶色に到達することができました。その後3か月程度のブランクを経てまじめに競技プログラミングの学習を始め、同年12月には緑色に到達しました。緑の間は順調にレートが上がって、翌年(2019年)の4月には水色に到達しました。個人的には、この頃が一番楽しかったのではないかなと思います。水色に到達してから2か月後にはレートが停滞し始め、一度大きくレートを上げることがあったものの、9月から半年間、まったくHighestを更新しない状態が続いていました。この頃から競技プログラミングに対する「楽しさ」というものが感じられなくなってきた気がします。そして2019年12月の情報オリンピック二次予選。私はここでBランク(予選落ち)の成績を取りました。受かる(=Aランクの成績を獲得できる)と思っていた予選で落ちてしまい、ここで競技プログラミングに対するモチベーションが $\frac{1}{10^9+7}$ くらいになりました。それでも、2年続けた競プロをやめるわけにはいかないと思い、とりあえず緩い意思で続けることにしました。しかし、レーティングの停滞が収まることはなく、この頃からすでに「機会があったら辞めよう」という意思を持っていました。とくにABC153までの約1か月に98落としたときは、「次に落としたらやめよう」と思っていました。(しかし、ABC154でレーティングを上げたので、とりあえず引退はまぬがれました。)この調子でレーティングを戻したいと思っていたABC155ですが、言語による差によってパフォーマンスを800近く下げてしまい、結果茶色パフォーマンスでレーティングを50以上下げ、精神状態がかなり悪くなりました。先述したとおり、競技プログラミングに対しての楽しさがほとんどなくなっていたこともあって、これ以上競プロを続けてもいい方向に向かうことは期待できないだろうということを考え、引退することを決意しました。
今後について
競技プログラミングについては、いつか「どうしてもまたやりたい」となったら、最低でも半年~1年程度のブランクをあけて帰ってくるかもしれません。しばらく経ってみて、「やっぱりもうやりたくない」となれば一生帰ってこない可能性もあります。どちらにしろ、今後しばらくはAtCoderに触れるつもりはありません。ただし、PCKや情報オリンピックの夏季セミナー等の中高生向けのイベント・コンテストについては、これに限らず出るかもしれません。
Web開発等、競技プログラミングに関係ない趣味(もっとも、Web開発は趣味ではないですが…)は続ける予定ですし、CafeCoderの運営・開発から退くこともする予定はありません。
また、自分の精神状況次第となりますが、今後1週間程度は、Twitter等からは離れて生活しようかなと考えています。ただ、Twitterのアカウントを消す予定はいまのところありません。
さいごに
せめて説明責任は果たさないといけないかなということで急いで書き上げました。かなり乱文となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
本当の最後に、この次にさらに長期間の今後についてなど、かなり個人的な事情を書くので、気になるという人は読んでください。(ただ、さらに乱雑な文章になっています。)
個人的なはなし
競技プログラミングが1つの日課のようなものだった私にとっては、競プロをやめるなんて決断が簡単にできるものではありませんでした。けれども、ストレスの要因となっていた1つでもあるし、これ以上続けてもいいことがないかなと思って、いったんやめることにしました。決して炎上芸がしたいわけはないです。
さて、長期的な話ですが、この決断は要するに「趣味を1つ消した」わけです。つまり、今まで競プロに使っていた時間が空いてしまう。がっつり精進していたわけではないので、1日数時間単位ですることがなくなるということはないんですが、それでも週末の2時間は空きます。
できるかどうかはわからないので、宣言するということまでは避けますが、数学等の勉強をちゃんとやりたいなと考えています。私は1人の高校生なので、2年後には大学入試も控えています。私のレベルにはまったく見合っていないものの、志望校があります。あわよくばそこに受かるように、受からないとしてもある程度レベルの高い学校で情報系の技術を学べるように、(学業面で)精進していきたいなと思っています。
お疲れ様でした。何も競技プログラミングだけが全てではないので静養して、他に没頭できる、できれば他人と比較しない趣味を見つけてほしいなと思います。そして勉強も他と比較すればいつかは潰れるので気を付けてください。
私は趣味程度に競プロをやると思うので、ふとやりたくなったらまた戻ってきてすぐ抜いてください。
高校数学を一通りやると競プロはまた楽しくなるかもしれませんね
またいつでも戻ってきてくださいね〜